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日本の悲劇 映画 [日本の悲劇 映画]

無縁社会をテーマに一つの家族の姿を見つめた映画「日本の悲劇」 が公開中、仲代達矢さん が再び小林監督とタッグを組んだ。
息子役の北村一輝さんとの芝居のぶつかり合いが熱い。

この映画は家の中だけで展開する。定点カメラで観察したように一家の歴史をさかのぼっていくとき、幸せだった時間もたっぷりあって、そこには平均的な日本人の一家の姿が見えてくる。

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息子の義男に付き添われて、不二男が家に帰って来た。肺がんの手術をした不二男だったが、医師の制止にもかかわらず退院してきた。

再び手術しなければ余命3カ月だという。この日は妻・良子の命日だった。義男が病院に戻るように言っても、不二男は聞く耳を持たない。

妻と離婚した義男は、今は無職で不二男の年金を頼りに生活している。やがて不二男は、ドアにくぎを打ちつけて自室にこもってしまう。

現在の一家の姿は、誰もが陥る状況なのだ。

全体的に “音” の扱い方が素晴らしい。近所から聞こえてくる声もなく、義男の足音そして洗濯機が終了を告げる音から始まる冒頭のシーン。

それ以降も家族が立てる音しか響かず、唯一、外界とつなぐ電話が鳴り響く切りだ。

外界から孤立した様子が強調され、後半の義男の慟哭がより胸に刺さる。中年で家族も職もなく、たった一人きりになった義男。

果たして次のステップを踏めるのか……。厳しい現実をテーマに、息つくひまもない緊張感が広がっていく。

映画「日本の悲劇」 は、8月31日から全国で公開中。
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